macには、購入時にGPUという部分もカスタマイズして注文できるようになっています。
GPUとは、PC内のグラフィックスを担う部分で、ここの性能がいいと動画編集がスムーズになったり、ゲームの映像がサクサク動いたりといった感じで、昨今のPCには大変重要な部分になっています。
今回私がMacBookPro15インチ(2016年モデル)を注文した際に、このGPU(グラフィックス)の部分をRadeon Pro 460という、ちょっといいやつにカスタマイズしました。今後動画編集などもやってみたいなと思ったのもあったので・・・。(1万円ほどアップしました・・・)
しかし、実際macが家に届いて内容を確認してみると、
Radeon Pro 460になってないじゃん!
注文したのと違うじゃん!
となったんです。
どういうことなのか、詳しく見ていきましょう。
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目次
届いたMacのスペックをチェックしてみた
まず、Macが家に届いた瞬間に、ちゃんと注文通りのスペックにカスタマイズが仕上げられているかチェックすることから始めました。(だってお金もカスタマイズ分多く払ったもんね!)
自分のMacがどういうスペックになっているのか確認する方法ですが、まず、画面左上にあるリンゴのマークをクリックします。
するとこんな感じで表示されるので、矢印部分のこのMacについてを選択します。
次にこんな表示が出てきます。
矢印のグラフィックス部分を見てみて下さい。
あれ?注文したRadeon Pro 460じゃないぞ?
となったわけです。書いてあるのはIntel HD Graphics 530。
ちなみに、Apple公式HPのMacBookPro注文画面(カスタマイズを指定できる画面)では、
グラフィックスの項目でちゃんとRadeon Pro 460と書いてありますよね。1万円多く払ってこちらを注文したはずなのに・・・おかしいぞとなったわけです。
名前が違う=違う製品を納品されたんじゃないか
と思ってしまいますよね。
名前が違うだけで同じ製品という可能性も考えましたが、Appleがそんなわかりにくい表示の仕方をするかな?という疑問もありましたので、実際にAppleのサポートに電話して聞いてみました。
Appleサポートに直接電話して聞いてみた
注文したのはRadeon Pro 460で間違いないのに、Mac本体に書いてあるグラフィックスがIntel HD Graphics 530っていう名前になっていて食い違う件で、Appleサポートに直接電話して聞いてみました。
最初電話口の担当者も、
「うーん、ちょっとわからないので確認してきますね」
といった感じで、手こずっている様子でした。その様子から、やっぱり間違った製品を届けられたんだ・・・と思った私でした。
10分ほど待っていると、お待たせしました!ということで担当者から結論を言い渡されました。
結論、間違っていない。
とのことです。
Radeon Pro 460にカスタマイズ注文したのに、Mac本体にはIntel HD Graphics 530と表示されているのは間違いではないとのことです。
どういうことなのか、担当者に詳細を聞いたので次の項で詳しく見ていきましょう。
グラフィックスの表示が食い違う理由について
Appleサポートの電話担当者の説明によると、Radeon Pro 460にカスタマイズ注文したのに、Mac本体にはIntel HD Graphics 530と表示されているのは間違いではないとのことですが、それは一体どういうことなんでしょうか?
担当者によると、
一見Intel HD Graphics 530しか搭載されてないように見えるけど、
ちゃんとRadeon Pro 460も搭載されているはず。
とのこと。
電話口で確認方法を案内されたのでその全容を明かしたいと思います。
まず、画面左上にあるリンゴのマークをクリックします。
次に、このMacについてをクリックします。
次に表示された画面内にあるシステムレポートをクリックします。
こんな画面になると思うので、左の欄にある真ん中辺りのグラフィックスを選択します。
丸で囲った部分を見て下さい。
Intel HD Graphics 530と共にRadeon Pro 460の表示がある!!
ここにちゃんと表示されていたら、問題なく搭載されているということらしいのです。
ひとまず安心しましたが、じゃあなぜ最初から「このMacについて」で確認できる欄にRadeon Pro 460の表示が無いんでしょうか?
次の項でカラクリを紹介します。
Radeon Pro 460が最初から表示されない理由
ちゃんとRadeon Pro 460も搭載されているなら、なぜこの画面でIntel HD Graphics 530の方が表示されているのか疑問に思いますよね。
答えは簡単です。
デフォルトで働いているのはIntel HD Graphics 530で、
重たい処理の時だけRadeon Pro 460が起動する
というカラクリなんだそうです。
初めからRadeon Pro 460だけを働かせる設定なども無く、必ず最初はIntel HD Graphics 530が働いている仕組みになっているそうです。動画編集やゲームの映像処理が重たくなった時だけ自動でRadeon Pro 460が立ち上がるそうです。そういう理由で、「このMacについて」で確認できるグラフィックス欄にIntel HD Graphics 530が表示されてたんですね。
これは先ほどのシステムレポートの画面ですが、丸で囲った部分見えるでしょうか?
Radeon Pro 460のグラフィックスの自動切換えが対応になってますね。
処理が重たくなったら自動でRadeon Pro 460に切替えるよっていうことですね。
まとめ
Appleサポートの担当者も、この件については分からなかったそうです・・・。最初「どうしてでしょうね?」といった感じで、私と一緒に悩んじゃってた感じでしたもん(^^;)
仕様書などを調べてみて初めて分かったそうです。
Macの専門家ですらわからなかったということは、今までに私みたいなお問い合わせもなかったのかな?と思い、もしかしたら疑問に思っている人が多いんじゃないかと思い、今回こういった記事を書かせていただきました。
何かの参考になれば幸いです。
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私もつい先日買ってグラフィックみたら530だったのでめちゃくちゃ焦って調べてました。
大変参考になりました。
コメントありがとうございます!やっぱり焦ってしまいますよねこれは・・・。
Apple側もこの件分かりやすく改修すべきですよね(^^;)
参考になられたようで、この記事書いてよかったなと思います!
ありがとうございます。
同じくめちゃめちゃ焦りました。
カスタマーサポートに電話する前にこの記事を見つけれてよかったです!